
今回は田舎から新卒で銀座の会社に就職して地獄をみた私の実体験。
あのまま続けていたら自分の思考失って完全に操り人形になってた気がします…
人の人格や人生まで奪ってしまいかねないブラック企業は早急に淘汰されるべき。
今回はそう強く思った実体験です。
目次
サクッと会社の概要

東京・銀座のド真ん中に会社を構える8F建てのレストランを運営する会社です。
従業員数は銀座本店以外の店舗もあわせて300人ほど。
レストランなので業種はもちろん飲食。
ブラックといえば飲食が代表、みたいなところありますね…
研修期間:地獄のような社訓暗記&暗唱

当時新入社員は私も含め15名ほど。研修期間はわずか3日。
研修は教育担当の厳格なオヤジが2人、担当。
この3日の研修期間、一言でいえば、洗脳。
まず渡されたのが四ページほどある冊子です。
なんというか、普通の社訓じゃないんですよね。
ざっくりいうと「働かせて頂けてる我が会社への感謝の意」という感じでしょうか。
お客さんなどの話は一切出てきません。
びっしり1000字くらいあるものを3日で覚えて、最終日にそれを全社員の前で大声で完璧に暗唱しなければいけません。
みんな必死に暗記するわけです。
それで一日目から研修の合間合間に小テストのように一人一人が暗唱させられるのですが、
少しでも詰まったり声が全力じゃないと
「ふざけんのかコラァ!!!!」と怒号が当たり前のようにとんできます。
もう女子はみんな号泣。
これが三日続きました。
三日間の記憶はほとんど怒号と説教、周りの泣き顔しか記憶に残っていません。
研修終わるころには3人ほどいなくなりましたが、ここまで3人しか消えなかったのはなんというか
くず男がやるような、女性を突き放しまくりながらも、時々めちゃくちゃ優しくして離れられなくするような戦法?
に似たものを感じます。
いわば洗脳のようなものを感じます。
時々涙を流しながらめちゃめちゃ優しく良い(ような)ことを言ってくるんですよね…
当時はがむしゃらだったし、普通の会社がわからなかったので全然おかしいと感じなかったけど。
研修期間は社訓やそういったこともあったわけですが、ほかにも色々はちゃめちゃなことを言われたわけです。
とんでもないですね…1民間のレストランにプライベートまで制限されてしまいました。
研修はこのように悪徳宗教組織につかまってしまったかのごとく過ぎていきました。
研修終了!通常業務が始まってから見えてきたこと

と最初の頃は思っていたものの、その幻想は一瞬にして崩れ去ります。
仕事内容は、一言で言うと
激務&激務。
出社は一応全員朝8時。
しかし自主出勤という名目で朝7時頃から先輩たちは仕事してました。
私らは新入社員だからと18時頃に帰らされていましたが、どうやら先輩方は毎日定時後も仕事している模様。
気になって20代の先輩に聞いてみました。
先輩たちに共通してたのは、みんなすごい真面目か死んだ眼をしてがむしゃらに仕事してる人が多かったこと。
ああ、なるほど。まともな人はみんな抜けて真面目でやめられない人だけが残っているんだなあと。
この時点で全てを察しましたが、特別仲良かった29歳 勤続9年の先輩が給料明細を見せてくれたので見てみました。
そしたら
手取りで16万
慢性化した長時間残業はおそらくサビ残。
親のこともあったので悩みに悩みましたが、決めました。
ということで入社二ヶ月にして退職を願い出ました。
やめる時は会議室で尋問のようなことが行われ親にもその場で電話もされ、
「沖縄のやつはやっぱ駄目」だの「お前みたいなクズは惨めな人生を歩めばいい」とか色々散々なこと言われました
まあ当時は僕も余裕なかったのでそんなことこれっぽっちも思いつかなかったわけですが…w
残業代とか労基法、有給なんて概念はない
残業代払ってたら赤字になるとか、労基法を守ってたら会社が成り立たないとか、それ普通に事業に失敗してるだけ。 他のホワイト企業を巻き込むって観点で見ると、人件費を削って、市場破壊をする分なお悪い。業界にとっても癌。やっぱりブラック企業は潰れるべき。
— 社会に絶望したエリチ (@comv3ysysy) June 24, 2018
トップが楽に甘い汁を吸うためだけに社員をゴミのような扱いをするのがブラック企業です。
僕のところも有給なんてとってる人はいませんでしたし、先輩の給与明細を見る限り残業代もでていません。
休日は週1のみ。連休なんてありません。
そういうことなんですね。
業界にとっても、働く人間からしても悪でしかないのがブラック企業です。
もちろん程度やどういったように黒いかは会社によって多少は変わってくるでしょうが
それは絶対に変わりません。
近年話題になるブラック企業での過労死
ここ数年大きなニュースになったもので
電通の高橋まつりさん過労死認定
というものがありました。
毎日十数時間働き、心無い言葉を同僚や上司から浴びせられ、
それでも頑張るしかないとずっと頑張ってた結果、心がパンクしてしまいこの世を去る形となってしまいました。
根が凄く真面目な方が特に、ブラック企業の餌食になりやすいです。
真面目なのは良いことですが、仕事よりも優先すべきことを間違えてはいけません。
死んだり壊れたりしたら全て終わりです。
大事なのはまず自分、家族、友人です!
仕事なんていくらでもありますし、やめたところで人生終わるわけではありません。
しかし自分が壊れたら最後。
今苦しい環境で働いてる方は
今一度考えてみてほしいです。
最後に。これだけは絶対に伝えたい

ブラック企業に勤めることは100害あって1利ありません。
あなたのその貴重な若い時間を失い、メンタルや身体が壊れる前に今すぐやめるべきです。
親のこと、せっかく頑張って入ったところだから、入社したら最低2年は続けなきゃ…
そういった考えが出るのもわかりますが、自分の身体が第一です。
たとえ周りに理解されないことがあったとしても、取り返しのつかないことなる前に辞めましょう。
人生なんて意外とどうにかなります。
辛い環境に身を置いてしまうくらいならさっさと抜け出して新しい道を進んでいきましょう!